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原理講論を読もう♪81

<成和学生会報2016年11・12月合併号掲載>

 

 

士師を通して国を建てられる神様

今回は士師時代の次の時代、イスラエル民族が長い部族長政治から王政時代に突入する統一王国時代について学びます。
この統一王国時代はエジプト苦役時代400年の後に訪れた120年、モーセのパロ宮中40年路程、ミデヤン荒野40年路程、カナン復帰のための荒野40年路程を蕩減復帰する期間になりました。また違う観点から見ると、最初の王に就任したアブラハムがハランの地を出た後、ヤコブがエサウから長子権を復帰する120年間を形象的な同時性として蕩減復帰する期間でした。
神様によって送られらた最後の士師はサムエルという人物でした。サムエルは非常に聡明な士師として人々の尊敬を集め、外敵から民族を守る役割を果たしてきました。しかしそのサムエルが年老いるとイスラエルの人々はサムエルのいない未来を懸念して

「あなたは年老い、あなたの子たちはあなたの道を歩まない。今ほかの国々のように、われわれをさばく王を、われわれに与えよ」(サムエル上8・5)

と要求しました。しかし、サムエルは王政の独裁制を懸念して肯定的ではありませんでした。しかし民衆はそれでも王政を望んだたため、神様はサムエルに「民が、あなたに言うところの声に聞き従いなさい」と言われます。こうしてイスラエルは初代国王サウルを迎え、統一王国時代が始まりました。イスラエルの王として神に選ばれたサウル王は

「若くて麗しく、イスラエルの人々のうちに彼よりも麗しい人はなく、民の誰よりも肩から上、背が高かった」(サムエル上9・2)

人物でした。

 

統一王国時代の始まり

サウル王の在位40年はモーセのパロ宮中40年に該当しましたが、本来はこの期間に信仰の拠点となる神殿を建てなければいけませんでした。サウルは勇敢に異民族と闘い、イスラエル王国の発展に尽力しましたが、戦地において神様に命じられたとおり燔祭を捧げませんでした。これはアブラハムの立場で形象的同時性を歩むサウルが、当時象徴献祭で失敗したアブラハムとまったく同じ失敗を繰り返していることが分かります。その後、サウルはアマレク族との闘いにおいて「アマレクを撃ち、その持ち物も滅ぼしつくせ」という神様の命令に背き、アマレク族の王を生かし、家畜や値打ちのあるものを略奪したのでした。これを見た神様は

「わたしはサウルを王としたことを悔いる。彼がそむいて、わたしに従わず、わたしの言葉を行わなかったからである」(サムエル上15・10)

と嘆いてサウルから離れました。このようにサウルは神様を不信したため、神殿建設の摂理はその後の王たちの使命として延長されます。
サウル王の後にイスラエルの王になったのは

「目のきれいな、姿の美しい」(サムエル上16・12)

ダビデでした。

ダビデといえばペリシテ人の大男のゴリアテと決闘し、剣ではなく石投げで石を投げて額を撃ち勝利したという言い伝えが有名です。当時のダビデはまだ幼く、戦場にも戦士としてではなく兄たちへ弁当を届けに行っただけでしたが、誰もが後ずさりする中、ゴリアテの前に進み出てこう断言します。

「おまえ(ゴリアテ)はつるぎと、やりと、投げやりを持ってわたしに向かってくるが、わたしは万軍の主の名、すなわち、おまえがいどんだ、イスラエルの軍の神の名によって、お前に立ち向かう。きょう、主はおまえをわたしの手にわたされるであろう」(サムエル上17・45)

このようにダビデはどんな状況でも神様を信じる深い信仰の持ち主でした。ダビデはゴリアテを倒した後、国中の人気者になります。しかしその人気ゆえにサウル王の嫉妬を買い、度々命を狙われるようになり、それはサウル王が死ぬまで続きました。サウル王の死後、ダビデはサウル王の息子たちとの戦いに勝利し、イスラエルの王になります。ダビデは在位40年の期間でペリシテ人、モアブ人、アラム人など異民族との戦いに勝利し、イスラエル王国をより強固に発展させることに成功しました。
ダビデの後に王位を継承したのが、ダビデの息子・ソロモンでした。ソロモンは王になった後、神様に多くの燔祭を捧げました。神様はそれを喜び、ソロモンに「なにを与えようか、求めなさい」と尋ねました。するとソロモンは

「しもべはあなたが選ばれた、あなたの民、すなわちその数が多くて、数えることもできないほどのおびただしい民のなかにおります。それゆえ、聞き分ける心をしもべに与えて、あなたの民をさばかせ、わたしに善悪をわきまえることを得させてください」(列王紀上3・3-9)

と望みました。こうしてソロモンは深い知恵を持った王としてイスラエル全土で有名になりました。ソロモンは神殿を建設し、イスラエル王国の信仰の拠点をつくることに成功しましたが、多くの異民族の女性を愛し、その女性たちによって異教を崇拝したため神様を悲しませる結果となってしまいました。

 

 

Category: 誌面説教②