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志を立てる

<成和学生会報2016年3月号掲載>2

 

人生で一番美しい時

私たちが見慣れない人に会えば「あなたは誰ですか」と尋ねるように、神様も私たちに尋ねられます。そして神様は、「私は青年です」という答えを一番喜ばれます。なぜなら、人生で最も大切で、最も美しい時が青年時代だからです。青年時代は未来のための安息の土台にならなければならず、新しい時代を開く礎石にならなければなりません。
勉強が好きで学校に行く学生は多くないでしょう。最初は皆、親が行きなさいと言うから行くのです。しかし学校に通っていると、勉強の味が分かるようになります。その時からは勉強も自分からするようになり、自分の行く道も自分で求めていきます。
しかし、勉強して未来に備えることよりもっと大切なことは、志を立てることです。無条件に勉強に追い立てられる前に、将来自分が何をしたいのかを決め、自分がどれくらい役に立つ人間にならなければならないのかを自ら悟らなければなりません。最近の青少年は大部分、志を立てないままに勉強にばかり没頭しています。

 

特別な人生を生きるために

志を立てるということは、自分が生きていく人生の意味を決めることです。農業家になろうと思うなら、新しい農法を実験しながら良い品種を作り、人類の飢餓問題を解決するという志を立てなければなりません。サッカー選手になるにしても、自国の名を世界万邦に轟かせ、サッカーをやりたくてもできない子供たちのためにサッカー教室を開き、彼らの夢を育てたいという意味のある志を立てなければなりません。世界的なサッカー選手になろうとすれば、血のにじむような訓練を経なければなりません。しかし、もし皆さんの心に抱いた志が明確でなければ、世界の頂点に立つまでのつらい訓練に耐えることはできません。志があってこそ、自分を守っていく力が湧き、特別な人生を生きていくことができるのです。
志を立てることは、木を植えることと同じです。家の庭にナツメの木を植えれば、家の庭にナツメが実り、裏山にリンゴの木を植えれば、裏山にリンゴが実ります。どのような志をどのような所に植えるのかを考えてみてください。皆さんが植えた果物の木のように、未来に皆さんの志が実を結ぶのです。どうか、その実がどこに実ればよいのかを考えながら志を立ててください。

 

グローバルリーダーとなれ

最近流行している言葉の中に“グローバルリーダー”という言葉があります。「英語を流暢に話してグローバルリーダーになりたい」と言いますが、実際は英語の実力にかかっているのではありません。英語は意思疎通の道具にすぎず、本当のグローバルリーダーは世界を自分の懐に抱く人でなければなりません。地球上のあらゆる問題を自分の問題と考え、それを解決しようとする開拓者の精神を持たなければなりません。世界が全て自分の国であり、全世界の人類が兄弟だという意識があってこそ、グローバルリーダーになることができるのです。
私は、皆さんから本当の意味のグローバルリーダーが出てくることを願います。私のように、人々が顧みることのない土地と海を開拓し、新しい世界を広げていく平和のリーダーが出てくることを願います。夢を持って志を立てることがそのスタートです。冒険心と開拓精神を持って、人が夢見ることができないような夢を持ち、意味のある志を立て、人類のためのグローバルリーダーとなることを切に願うものです。

【平和を愛する世界人としてpp.326-335より抜粋・編集】

Category: み言の学校