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神様は必ず教えてくださる

<成和学生会報2015年8月号掲載>

山口成和学生部長

二世圏教育に携わる原点

私は現在、成和学生部長として、二世圏の教育に携わらせていただいています。なぜ自分がそういう環境を与えられたのか考えた時、二つの体験が自分の原点としてしっかり根付いていて、それが出発点になっていることに気付きました。
一つ目は、現在の責任に就くはるか前の体験です。祝福を受け、心情一体化して家庭を持っていくために、清平でおこなわれた修錬会に相対者と一緒に参加した時のことでした。北海道から飛行機に乗って出発する時、そこには多くの食口たちも一緒にいました。その中に小学生と中学生の二世たちが7人参加していました。その子たちの両親は参加しておらず、その子たちは「私たち夫婦が世話をすることになっているから私たちについていけばよいと聞かされている」というのです。私がこれまでに接してきた二世は幼児くらいの子供たちばかりだったので、彼らにどのように接したら良いか悩み戸惑ったのを、今でも覚えています。
その時の清平は現在のように環境が整備されているわけではありませんでした。私はそこで思いもよらない体験をしました。生命水を祈祷しながら飲んでいた時、一緒に来た子供たちが、側にある木に生命水を笑いながらかけていたのです。私はその姿を見ながら、最初はなんてもったいないことをするのだろうという思いで見ていました。しかし、しばらく見ていると、どこか遊んでいるようで、遊んでいないことが分かってきたのです。その木に対して「元気になあれ」と言って笑顔で水をあげていたのです。その瞬間、私の心は本当に洗われました。
自分の体のことを考えて生命水を飲んでいる自分と、自分のことよりもまず万物に元気を与えようとして水をあげていた子供たちと、どちらが素晴らしいことでしょうか。私は子供たちから教えられた気がして、とても感動しました。“これが神の子の心情だ!”と感じてからは、彼らと一緒にいることがむしろ嬉しくなりました。食事や役事の時も、私が子供たちの世話をするどころか、その子たちが私たち夫婦の席を取ってくれていました。天の兄弟姉妹として連携しながら尽くしてくれたのを、今でも忘れることができません。世の中の家族という概念を越えて、自然に為に生きて、一つとなっていくその心情は本当に尊く、成和学生部長を務める今も変わらず、二世たちの姿を通して様々な場面で体験させていただいています。

 

二世を想うお父様の心情

二つ目の体験は、別の清平修錬会でのことでした。突然、真のお父様が修錬会に来られることになり、お父様がみ言を語ってくださいました。すると、ある一人の食口がお父様のズボンの裾を触ったのです。お父様もびっくりされているようでしたが、すぐに笑顔になられ、「お前の家庭は先生が組んだのか?(マッチングした家庭か?)」と聞かれました。そして、「先生に何か見せたいものがあるのか?」と聞かれました。するとその食口は自分の子供の写真を出してお父様に見せました。その時、お父様は写真を見ながら、「この子たち、ぜんぜん親に似てないや。」と言われ、にっこり笑いながら「お前たちが偶然出会って結婚してもこの子たちは絶対に生まれてこない。なぜならこの子たちは先生の子、先生に似ているじゃないか」と誇らしく言われたのです。お父様が二世たち一人ひとりをどれだけ大事に思われているのかを知り、本当に衝撃的であり、その思いを心情に強く刻みこんだ瞬間でした。

 

一つになることで発展する

一世圏と二世圏が一つになることが願われているこの時、様々な環境や事情の中で、価値観のずれはあるかもしれません。そしてそのことにもどかしさを感じることもあると思います。しかし、お互いが元は一つなのだという意識がない限り、一つに心を合わせることができません。元々は一つなのだから必ず一つになることができる、その架け橋になりたい、という人が多く出てきたら、必ずそこから和が生じてくるはずです。一つの現象だけを見ればジグソーパズルのように全体像を見ることはなかなかできませんが、その一つひとつがつながってくれば、私たちに掛けられる願い、使命、夢を発見することができます。
これから修錬会や中和文化祭など、様々な行事がおこなわれます。その中で互いに認め合い、愛し合い、一つとなり、忘れることができないほどに投入した時、真の兄弟姉妹の関係を築くことができるし、真の自分を発見することができるでしょう。その歩みは家族や親族に感動を伝え、彼らの友人たちもその文化に触れることで、その兄弟姉妹の輪に入りたくなることでしょう。
最後に『こころの四季』より一節を紹介して終わりたいと思います。「どんなに難しいことに直面したとしても人を頼りにするのではなく自分を信じて行きなさい。神様は必ず夢や人や動物や暗示などあらゆる方法で教えてくださいます。そうして私たちは発展していくことができるのです。」
ありがとうございました。

Category: 二世へのMessage