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原理講論を読もう♪61

<成和学生会報2015年4月号掲載>IMG_0002_NEWedi

 

神様から与えられる食べ物

先月はモーセを中心にしたイスラエル民族が遂にエジプトの地を出発し、後を追いかけてくるエジプト軍を神様の力を持って葬り去る紅海の奇跡について学びました。
エジプト軍の追撃をかわしたイスラエル民族は食べ物が乏しい荒野に入りますが、神様からマナとうずらを与えられ飢えをしのぐことができました。これは将来イエス様が来られた時に、すべての人類にイエス様の血(マナ)と肉(うずら)を与えてくださることを象徴的に見せてくれたのでした。(マナとは神様が与えた特別な食べ物ですが、聖書の記述どおりに説明すると次のとおりです。「コエンドロ(コリアンダー)の実のようで白く、その味は蜜をいれたせんべいのようであった」(出エジプト記16章31節))
更に神様はイスラエル民族に食べ物だけではなく、イスラエル民族にとって、そして人類にとって霊的食物とも言えるみ言を与えたのでした。このみ言こそ有名なモーセの十戒です。アダムとエバが堕落して以来、人類は神様のみ言を失い、価値観と善悪基準を失ったまま生きざるを得ませんでした。ノアやアブラハムといった義人でさえ神様から生きる方向性は指し示してもらったものの、それはあくまでも個人の人生に限定されたものでした。
しかしモーセが神様から与えられた十戒はモーセだけでなくイスラエル民族全体が神様から与えられたみ言であり、彼らの生きる道標となり、善悪を判断する基準となったのでした。モーセの十戒の内容は出エジプト記20章に載っていますので、是非読んでみてください。

 

十戒をもらうための条件

しかし神のみ言を受けるには大きな条件が必要でした。神様はモーセをシナイ山の頂に呼ばれ、石の板に記録した十戒を受けるために、40日40夜断食するように命じられたのです。

 
 「山に登り、わたしのところに来て、そこにいなさい。彼らを教えるために、わたしが律法と戒めとを書き記した石の板をあなたに授けるであろう」(出エジプト記24章12節)

 
モーセが神様のみ言を受けている間、イスラエル民族は山の麓でモーセを待たなければいけませんでした。しかしモーセがすぐに山から戻って来ないと不平不満をモーセの兄・アロンにぶつけ、「わたしたちに先立って行く神を、わたしたちのために造ってください」と言いながら、新しい神を要求したのでした。
モーセの留守を守らなければいけなかったアロンは民衆の不満を抑えることができず、なんと金で子牛の銅像を造り「イスラエルよ、これはあなたをエジプトの国から導きのぼったあなたの神である」と宣言し、お祭り騒ぎを繰り広げたのでした。
一方モーセは神様からのみ言が刻まれた石板を受け取り、シナイ山から降りてきました。そこでモーセが目にしたのは神様のみ言を受けるに相応しい民族の姿ではありませんでした。モーセはイスラエル民族が偶像(金の子牛)を崇め、踊り狂う姿を見て怒りに燃え、神様のみ言が刻まれた石板を投げ打ち、砕いてしまったのでした。お父様はこの時の状況に関して次のようなみ言を語っておられます。

 
 「モーセが石板をもらうためにシナイ山に登っていた四十日間に、イスラエル民族の恨みの声が高まり、彼らは金の子牛をつくって崇拝しました。そのときにモーセが下りてきて血気に走り、天から授かった石板を壊してしまいました。これがモーセの失敗でした。耐えて克服しなければならないその瞬間を正しく超えていたならば、歴史的な怨恨の穴を掘らずに済んだのですが、責任者として血気を克服することができず、その環境をきちんと越えられないことによって、歴史的な汚点が残ってしまったのです」(み言に学ぶ統一原理P155)

 

神様から与えられた2つの石板

神様のみ言が刻まれた石板を怒りのあまり壊してしまったモーセですが、石板だけでなく金の子牛も粉々に砕き壊しました。そして二度と偶像を造ったり、拝んだりしたりしないよう誓いを立てさせました。そんなモーセに神様はもう一度チャンスを与えます。
「あなたはこの前のような石の板二枚を切って造りなさい。私あはなたが砕いた初めの板にあった言葉を、その板に書くであろう」こうしてモーセはもう一度シナイ山で40日間を過ごし、石板を与えられたのでした。
モーセが神様から与えられた2つの石板は堕落人間がみ言を復帰して、それをもって神様と対応できる復帰摂理時代に入ったことを意味しています。また、石板が2つあるのはそれぞれがアダムとエバを象徴し、将来み言の実体として来られるイエス様と聖霊とを象徴しているためでした。このようにモーセの立てた条件によって、イスラエル民族、そして人類は、ついに堕落以来失ってしまった神様のみ言を受けることができるようになったのでした。

Category: 誌面説教②