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親の愛を通して感じる天の父母様の心情

<成和学生会報2014年2月号掲載>

菊谷成和学生部長

父親への葛藤と反発

 今回、このような貴重な機会を頂いたので、私の人生の中心である親子の愛の中で感じてきた天の父母様とご父母様の愛について話したいと思います。

 皆さんは「親子の関係は良いですか?」と質問されたら、嬉しい人、そうでない人がいると思います。私がもしこの質問を中高生の頃聞かれたとしたら、きっと首を縦には振れなかったと思います。

 私は二世として生まれ、その頃の父親は単身赴任をしていたので、小学校から高校を卒業するまでは母親と一緒にいた記憶しかありませんでした。

 母親はとても優しく、人を大切にし、いつも受け止めてくれ、笑い声の絶えない菊谷家にとって太陽のような存在です。父親は、週に一度、土曜日の夜遅くに名古屋にある家に帰ってきて、日曜の夕方には東京の仕事場に新幹線で行かなければならないという多忙な日々を送っていました。そのせいか父親は子どもと過ごす時間も少なく、限られた時間で教育することに焦りを感じ、厳しく接してしまったと後に教えられました。しかし、私はその時の父の思いを悟ることができず、負担に感じるようになりました。その思いが膨れ上がり、高校生になると父親に反発するようになりました。高校を卒業しても、その関係は悪化する一方で話す度にぶつかり合っていたので、あるとき何かがプッツンと切れてしまい溜まっていた思いが爆発してしまいました。み言で家族の愛の重要性について勉強していましたが、いくら向き合っても結局言い合いになり傷つく一方なので、とうとう向き合うことをあきらめてしまいました。

良心と向き合い乗り越えた葛藤

 それから、数年がたち父母マッチングを受け祝福を受けさせていただきました。その時、相対者を通し公職の道を歩んでほしいという天命を感じ、大学卒業後、一年間の公職者養成プログラム(UMI)に参加しました。そして、その最後のプログラムが千葉の21日修練会でした。ここで起きたできごとによって私の人生は大きく変わることとなります。

 21日間とにかく恩恵深く何より“良心と話す”という内容が特に私の心を導いてくれました。み言で「良心は神様に優り、良心は両親に優り、良心は先生に優る」という内容や「良心と親友になりなさい」という内容があります。良心と対話していく中で、過去の乗り越えられなかった経験について良心に聞くと解決してくれました。何日かするうちに良心と話すことに喜びを感じ、わからないことだけではなく、人生のどんなことも話していくようになりました。

 21日修練会も終盤に差し掛かった時、班長との面接中に「どうも高司の心は上がり下がりがある。親子の関係はどうなの?」と聞かれ、私は「父親との関係はあまりよくありません」と答えました。すると班長は「親子の関係を克服できなかったら公職をしても長くは続かないよ。」と言われてしまい、絶望感に襲われました。今までなんとかごまかして来たのに、それをすべてご存知である神様から言われたように感じたからです。

 私は焦るように祈祷室に行き、良心に正直な思いを話しました。辛かった思いをぶちまけまた時、悔し涙が溢れてきました。少し沈黙が続いた後、良心が私にこのように言いました。「でも、本当はお父さんに分かってもらいたいんだよね。」突然のことでびっくりし、「いや、そんなわけないでしょ」と私は思いましたが、もう一方の私はその声に涙を流し嗚咽していました。

 その時、私と父が浜辺で遊んでる情景が見えてきました。「ああ、幼稚園児ぐらいの頃かな、お父さんは私だけを連れてデートしてくれたっけ」気づけば涙が滝のように流れ、わんわん声を出して泣いていました。同時に、私が父から『して欲しくなかったこと』ではなく、『してくれて嬉しかったこと』が走馬灯のように流れてきました。父は私のことを心から愛してくれたのだと感じました。今までSTFや修練会などで、神様と真のご父母様の心情に多く出会ってきましたが、それは母親の愛の土台でした。しかし、父親の愛を感じたその瞬間、曇っていた心がすべて消え去り、神様に一直線につながるのを感じました。“憎しみ”に固められた心が知らぬ間に“されたこと”ばかりで盲目になっていましたが、良心は全部知っていたのです。どれだけ父親に愛されてきたのかということを。過去の多くのことが全て天の父母様や真のご父母様、そして親の愛であることを悟り、“憎しみ”という名の泥が溶け落ちていった瞬間でした。その後、すぐに天からの願いで調布教会の成和学生部長に人事を頂きました。天の父母様からのGOサインが来たのです。

かけがえのない親子関係

 み言で、“宇宙の中心的出発点は父子の因縁である”また“親は第二の神様である”という内容があります。天の父母様、真のご父母様の代身である親を通し、深い真の愛・心情を感じた時、自然と“喜ばせたい!親孝行したい!”という人生の生きる目的である心情が溢れてきます。それだけ、親子の関係というものはかけがえのない宝物なのです。

 最後に、お父様がみ旨を出発された動機は“ただ、親なる神様を喜ばせたい”という親子の愛の情的衝動からでした。親子の関係が良い人、うまくいっていない人、関心がない人など、様々だと思いますが、1からいきなり100に行くことは不可能です。一歩一歩少しずつ親子が近づいていけるよう、共に歩いていきましょう。その先ある本当の喜び、真の愛、天の父母様と真のご父母様の心情に出会えることを心から願っています。

Category: 二世へのMessage