Subscribe via RSS Feed

原理講論を読もう♪㊵

<成和学生会報2013年7月号掲載>Page0001②

 

復帰摂理路程の始まりとその路程

前号ではこの世にメシヤを迎えるための“メシヤのための基台”、そして“メシヤのための基台”を造るための“信仰基台”と“実体基台”について勉強しました。“信仰基台”はアダムが守ることができなかった神のみ言を守ること(中心人物が条件物を神の前に一定の期間奉げる)、“実体基台”は堕落性を脱ぐための蕩減条件を立てることであると整理しました。メシヤを地上に迎えるのは神の理想世界を復帰するための前提条件となるため、神様は“メシヤのための基台”を地上に造るべく、摂理を展開されました。これが復帰摂理です。ここでは、簡単に復帰摂理歴史がどのように展開(延長)されてきたかを整理してみましょう。

神は復帰摂理路程を堕落したアダムの家庭から始められました。有名なアベルとカインの物語がその摂理の内容です。詳しくは来月号で勉強しますが、神様に供え物を捧げることで、アベルは“信仰基台”を立てることに成功しました。しかし残念ながら、その後カインがアベルを殺害することにより、堕落性を脱ぐという“実体基台”を立てることはできませんでした。この失敗により神様の摂理は10代(1600年)延長され、ノアに受け継がれました。ノアは箱舟を造ることで“信仰基台”を立てることに成功しましたが、息子であるハムが堕落性を脱ぐための蕩減条件を立てることができず、“実体基台”はまたしても勝利できませんでした。そのため神様の摂理は更に400年後、アブラハムが登場するまで延長されることになりました。つまりアダム家庭から2000年がサタンに奪われたことになります。

アブラハムはユダヤ民族の父と呼ばれていますが、その名の通り、摂理の中で初めて実体基台を勝利した“信仰の父”です。アブラハムは“信仰基台”である象徴献祭には失敗したものの、それをイサク献祭で挽回します。その後、孫であるヤコブとエサウが堕落性を脱ぐための蕩減条件を立てることで“実体基台”を勝利し、初めて“メシヤのための基台”が地上につくられることになるのです(なぜヤコブとエサウの実体基台がアブラハムの勝利になるのかは“アブラハム家庭を中心とした復帰摂理”で説明します)。

しかしアブラハムが象徴献祭に失敗したため、アダムからアブラハムまでの2000年間をサタンに奪われる結果となりました。そのため、この2000年を神様の側にもう一度復帰する期間が必要となりましたが、それがアブラハムからイエスまでの2000年間でした。

アブラハムが立てた“メシヤのための基台”によって、その2000年後イエスが地上に送られます。イエスは新しい真理である“新約のみ言”を持って神の理想世界を復帰する使命を持っていましたが、ユダヤ民族によって十字架にかかり、志半ばにして霊界に旅立たれました。そのためアブラハムからイエスまでの2000年間も、やはりサタンに奪われることになりました。イエスの死後2000年こそ、この期間を神様の側に復帰する期間となり、その結果として地上に送られた再臨主が、真のお父様だったのです。

復帰摂理史の勝利者

このように悠久な復帰摂理歴史の目的は、再臨主・真のお父様を迎え、神の創造理想を実現することにありました。そのため、このような復帰摂理歴史の中で生まれた“私”は、復帰摂理歴史の目的の中に立っていると言えます。歴史の先人たちは神の創造理想を実現するために蕩減条件を立て、勝利できない内容を後世に託してきました。私たちは復帰摂理歴史の中で先人が勝利できなかった縦的(過去~現在)な蕩減条件を、横的(現実世界)に勝利していかなければいけません。

非常にプレッシャーのかかる内容ではありますが、そうすることによって“私”は復帰摂理歴史の勝利者となり、神の創造理想を現実のものとすることができるのです。そのお手本を見せてくれたのが、真のお父様でした。神様の願いを誰よりも理解し、そのために行動し、勝利される姿は、歴史上の誰よりも神様を愛し、一体となった証でもありました。神の創造理想を実現するためには、復帰摂理において誰も歩み得なかった、残された道をも勝利しなければいけませんが、真のお父様は全ての蕩減を晴らして、私たちに道を示してくださいました。私たちが勝利する秘訣は、勝利された真のお父様のみ言に従っていくこと、これに尽きると言えます。

“蕩減”という言葉に対して苦労や忍耐といったイメージを持っている人もいるかと思います。確かにその行為だけを見ると、できれば苦しみたくないと思うのが普通です。しかし蕩減に関するお父様のみ言にこのような内容があります。

 「蕩減と言うみ言を知ればみんなが好きになるというのです。蕩減が無ければ福も来ません。統一教会の無限なる金塊が何かと言うと、蕩減です。」(1978.02.26)

お父様はあらゆる蕩減条件を立てられ勝利してこられた方ですが、そのお父様が語る蕩減とは決して暗く、重いものではなく、むしろ明るく、何にも替え難い宝物だと強調しておられます。それは蕩減条件を通して私たちが神様の心情をより理解し、神様に一歩でも近づき、神様の息子娘だという実感を復帰していけるからではないでしょうか。私たちに願われている使命は確かに大きいものかもしれませんが、それを勝利することによって神様に、真の父母様に近づいていきましょう!

Category: 誌面説教②