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教会を証す者となろう

<成和学生会報2013年6月号掲載>

都成和部長

為に生きてこそ輝く二世

はじめまして。12地区の成和部長として今年から赴任した都建侍といいます。韓国に10年以上住んでから久しぶりに日本に帰国したので、最近の中高生の間で話題に出る“ももいろクローバーZ”や“きゃりーぱみゅぱみゅ”などの会話に「え、何?」となってしまいます。また教会の中高生においても、“ウリノレ”や食事する時の“アージュ、サイコー”など、初めて聞く言葉ばかりでカルチャーショックを受けているこの頃です。

私は、長い間韓国にいたので、日本の中高生を知る機会はあまりありませんでした。しかし、1度だけJr.STFの学生と接したことがありました。今でも忘れない2010年の夏、Jr.STFカンボジア奉仕修練会のスタッフとして参加した時でした。カンボジアは非常に貧しい国ですが、その国の中でも電気が通らないような村に行って奉仕をしました。井戸水をシャワーに使い、川の水で皿を洗い、トイレは自由にその辺で(男子のみ)、という環境の中、目を輝かせて豪雨の中を奉仕し続けるJr.STFメンバーの姿を見て、“二世はやはり為に生きてこそ輝く”という確信を得た瞬間でした。非常に優秀な学生たちを前に、日本の中高生教育、特にJr.STFというプログラムの可能性をひしひしと感じたことを今でもはっきりと覚えています。

志を立てろ!

そのようなすばらしい学生たちが育っている一方で、非常に胸の痛い現実もあります。成和部長に赴任して間もなく、教会に来れていない二世たちに対して何もできない自分に、やるせない気持ちでいっぱいになりました。確かに私の周りの友人も、理想的なみ言と教会の実体の狭間で距離を置いた人もいます。外からの批判は看過できますが中からの批判は痛いものがあります。実際、外からの批判として私自身も小学生の時、テレビで統一教会が毎日のように批判される中、たまたま家に招いた友達がお父様の写真を見てそのまま家を去り、友達を数名失ったこともありました。子供ながらに世間の冷たい反応は堪えましたが、耐えることはできました。同時に“いつか見てろよ!”と心に誓った記憶があります。また、教会から距離を置いた二世の友人が理由を滔々と語る姿を見た時に、私はポーカーフェイスを装いながらも、心の中ではずっと涙していました。今後、そのような二世たちを何らかの形で教会につながるようにしていくことが重要な使命になると感じました。

上述したように、教会に対する批判を内外から聞いて育ちましたが、ありがたいことに、“クヤシサ”は湧いてきても、ご父母様に対する“カイギシン”は湧いてきませんでした。一度もないと言えば嘘になります。大学や社会人時代に何度か大きく“カイギシン”を抱くことがありましたが、良きリーダーや友人、そして信仰の相談相手であった父親に、いつも正されたことで乗り越えることができました。

この“カイギシン”が現れる理由は簡単でした。自分の目的が薄れ、ただなんとなく生きている時でした。周りと自分を比較して自分がちっぽけに見えたり、自分は頑張っているはずなのに認められないと思ったり、考える基準がいつの間にか自分になってしまっている時に被害意識が生じ、ついにはこの教会、そしてご父母様に対する“カイギシン”が膨らむのです。

サタンの作戦は簡単です。目的を曖昧にすることです。目的がぼやければ中心がなくなり、横に流れます。だから“志を立てろ!”とお父様は言われるのです。正しい目的には必ず神様が働かれます。そして、目的が具体化するほどより大きく働かれます。これが原理です。

反骨心を持って

しかし、目的を追い続けられる人もいますが、なかなかうまくいかず前に進めない気持ちも分かります。目的を持ち続けるには膨大なエネルギーが必要だからです。英単語を1日10個ずつ覚えると言って3日坊主で終わった人も多いのではないでしょうか。目的を持ち続けるためのポイントはいくつかあると思います。

それは“反骨心”を自分の中で育ててほしいということです。内外から教会を批判された時、真っ先に思ったことは、“教会はこのままではいけない。本来ならもっと多くの人が原理を学びにやって来て、教会から人が溢れんばかりにならなくてはいけないのに、実際のこの現状は何か!”という思いでした。インターネットで教会のうわさが流れる度に、拉致監禁被害者の話を聞く度に、悔しい想いが湧きおこり、その問題に果敢に立ち向かっていくための“反骨心”が育っていきました。私の周りの二世にはそのような“反骨心”を心に秘めて、弁護士を目指したり、国連の職員を目指している人もいます。そのような“反骨心”を持って外交官になって教会を証したいと思えば、1日10個の英単語も苦にはならないでしょう。

二世としての宿命を持った皆さんですので、現状には決して満足せず、教会の現状を打破したいという“反骨心”を持ってください。“自分が社会に出て教会を証する!”という気概溢れる若者が育つことを願うだけでなく、私たちがそのようになると決意をしていきましょう。ありがとうございました。

Category: 二世へのMessage