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“天一国創建”を目指す中での成和学生としての心構え

<成和学生会報2013年4月号掲載>

白井局長

摂理的大転換の時

敬愛する成和学生の皆さん、元気に過ごしておられるでしょうか。新年度を迎え、希望と期待に胸をふくらませておられるのではないかと思います。

基元節を中心として今の時はサタンの主権を中心とした先天時代より、天の父母様を中心とした後天時代を迎えるという、正に“歴史的、摂理的大転換期”にあり、摂理的にも春の時を迎えています。

クラーク博士が残された言葉

そのような中で3月10日より宋龍天総会長ご夫妻と徳野英治会長ご夫妻の全国巡回路程が行われました。私も3月10日に開催された第一地区、北海道(札幌市のニトリ文化ホール)の講演会に参加させていただきました。その日の朝、クリスチャン出身の李海玉総会長夫人が「北海道のことを祈っていると内村鑑三が霊的に降りて来ました」と言われました。そこで、かつて内村鑑三が学生時代に基督教信仰を受け入れるに当たって、多大な影響を受けたと言われているクラーク博士の銅像のある「北海道大学を訪問しましょう」と提案されました。

その日は雪の降る中でしたが、総会長ご夫妻が手を握り合いながら、クラーク博士の銅像の前で祝祷してくださいました。この時に、天の啓示とも言うべき印象的なできごとが二つありましたので、ご紹介したいと思います。

第一に、クラーク博士の残した有名な言葉「Boys, be ambitios(青年よ大志を抱け)」が銅像の前に刻まれていますが、その内容に関して徳野会長が「本当はBoys, be ambitios in Christとクラーク博士は語られたのに、日本はキリスト教の土壌がないので、in Christ が省略されて大衆に広まるようになってしまったのです」と総会長に説明しておりました。確かに“青年よ大志を抱け”だけでは横的、人間的であり、限界がくるものです。あくまでも“キリストにあって”、原理的には“真の父母にあって大志を抱く”ことが縦的、立体的でああり、永遠性があるということです。
成和学生の皆さん、是非、“真の父母様の願い”を中心として、“大いなる志”をもって、この新年度を出発してください。

第二に、私は現在、高崎市に還故郷していますが、近くに内村鑑三の生誕100周年を記念しての石碑があります。そこに、内村鑑三がかつて回心の感動に震えながら、愛用の聖書の見返しに、英語で“我が墓に刻印されるべきこと”と、生涯の誓願を書き込んだ内容“I for Japan(我は日本のために),Japan for the world(日本は世界のために), The Wdrld for Christ(世界はキリストのために), And All for God(そして全ては神のために)”が刻まれています。

私の脳裏にその言葉が鮮明に浮かんできましたので総会長にお伝えしたところ、「それは天の敬示だ」と、とても感動して下さり、その日の講演の最後に引用され、強調しておられました。

「二重目的的人生観」の確立

かつて真の父母様も「私は私の家庭のために存在し、私の家庭は社会のために、社会は国家のために、国家は世界のために、そして世界は神のために」と“ために生きる精神”について語られたみ言がありますが、正に内村鑑三の残した言葉は、真の父母様のみ言と一致するものがあるのではないかと実感しました。

しかし、内村鑑三の言葉だけでは不足なものがあります。そのことに関して、先ほど引用した真の父母様のみ言の最後に「神はあなたと私のため、全人類のために存在されるのであります。」と結んでおられる内容から伺い知ることができます。

すなわち、統一原理の観点から整理してみますと、全てのものには“全体のための性相的目的(全体的目的)”と“それ自体のための形状的目的(個体的目的)”があります。

そして“全体的な目的を離れて個体的目的はあるはずがない”ので、私たちが“全体的目的”である国と世界と神のために生きるということは、非常に重要なことであるということは当然です。

しかしながら、“個体的な目的を保証しない全体的な目的もあるはずがない”と原理講論に書かれていますように、“神はあなたと私のため、全人類のために存在される”のです。

すなわち、私たちの立場から言えば、国と世界と神のために生きることによって、同時に個人として内的に成長し、自らの人格の中に実ってくるという、恩恵が与えられるということです。そのような“全体的目的”と“個体的目的”を共に全うすることが“二重目的的人生観“を確立することです。

成和学生の皆さん、真の父母様が”基元節“を起点として願っておられる“天一国創建”という崇高な理想に向かって歩む中で、個人としての内的成長と人格の確立を目指して、この新年度を決意新たに出発いたしましょう。

Category: 二世へのMessage