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原理講論を読もう♪㊱

<成和学生会報2013年3月号掲載>Page0001

重生の意味

 先月号の最後の部分でイエス様が自らを「アブラハムが生まれる前からいた」と語った聖句を紹介しました。この聖句は“イエス様が神の血統をもって全人類を重生させる人間祖先として来られたため、摂理的に見れば堕落した血統を持っていたアブラハムの祖先にもなるのだ”と説明しました。それでは人類は何故重生しなければいけないのでしょうか?そして重生するためにはどうすればいいのでしょうか?今回はそこから考えてみようと思います。

 重生とは“もう一度(重)生まれる”ことを意味します。イエス様は「新たに生まれなければ神の国を見ることはできない」(ヨハネ福音書3・3)と聖句の中で語られているように、人々に重生を強調されました。重生しなければならない理由は“原罪を持っているから”です。“原罪を持っている存在”から“原罪の無い存在”に生まれ変わることが“重生”だと言えます。堕落論で学んだ通り、原罪とは人間始祖アダム・エバが神様の戒めを守らず、自己中心的な愛によって血縁関係を結び、サタンを中心とした夫婦となったことに起因します。原罪とは愛の行為によるものなので、血統を通じて遺伝されます。アダムとエバが堕落して子女を繁殖したため、その子女は当然原罪を持つようになり、その子女が産む子女もまた原罪を持つようになったのです。このようにしてアダムとエバを祖先とする人類はすべからく原罪を持つ存在となったのです。

善なる父母としてこられたイエス様

 しかし“重生”するためには新しい父母が必要です。それも原罪を持った悪なる父母ではなく、原罪の無い善なる父母でなければ原罪の無い子女を生むことはできません。この善なる父母として来られたのがイエス様でした。聖句の中でイエス様を「イエス・キリストを死人の中からよみがえらせ、それにより、わたしたちを新たに生まれさせて生ける望みをいだかせ」(ペテロ第一の手紙1・3)と表現しているのは、イエス様を善なる父母として証しているからです。もちろん父一人では子女を生むことはできません。善の子女を生み直すためには善なる父と善なる母が必要だからです。この善なる母こそ“聖霊”だと言えます。聖霊とは本来イエス様の妻となり、真の母となるべき存在でした。しかしイエス様が聖婚されずに十字架にかかったため、聖霊はその実体を持つことなく霊的な存在として、その役目を果たすこととなりました。

 “聖霊”(聖神という言葉も同義語で使われます)という言葉は私たちの教会ではあまり聞かない用語ですので、簡単に説明します。聖霊とは“聖なる”と“霊”が合わさった言葉です。“霊”とは元々ヘブライ語で“空気”や“風”といった意味です。そこに“生きる”意味が含まれて“息”や“霊”といった言葉として捉えられるようになりました。その“霊”に“聖なる”という修飾語がついたのが聖書に出てくる“聖霊”です。この聖霊によって聖母マリアは“処女懐妊”しましたし、イエス様自身も聖霊に導かれて荒野へ赴き、40日間の断食をおこないました。またイエス様の死後も弟子たちの上に聖霊が降り、外国語で言葉が語れるようになったと言います。このように聖霊はキリスト教歴史の中で非常に重要な役割を果たしてきました。そのためキリスト教において“聖霊”とはそれぞれ神と同一なるものです。“父なる神”“子たるイエス・キリスト”“聖霊”この3つの存在は別々の存在ではなく、同一なる存在(つまり神そのもの)だと考えられています。これが“三位一体論”です。そのためキリスト教では“父と子と聖霊の御名において”祈祷されています。イエスは男性なので天(陽)において、聖霊は女性神なので地(陰)において役事されると考えられています。

完全な三位一体を成した真のご父母様

 しかしキリスト教が語る三位一体は、イエス様は実体でありながら、その相対となる聖霊は霊的存在であるという不完全さが存在します。その証拠として神様、イエス様、聖霊の三位一体によって霊肉ともに重生された人、天の血統に生み直された信徒は誰一人としていません。それは本来真の父であるイエス様が真の母となる聖霊を妻として迎えることができず、真の父母になれなかったからです。この不完全な三位一体を完成させ、本然の四位基台を造成された方が真の父母様でした。

 神様の子として天の血統を持って生まれた真のお父様が、聖霊としての役割を果たす真のお母様と神様を中心としてご聖婚され完全に一体になる、これが本当の意味で完全な三位一体なのです。そのため人類は神様と真の父、真の母が三位一体を成した基盤の上で祝福を受け、天の血統に復帰される重生が可能になったのです。神様と真の父母による三位一体と創造本然の四位基台の造成は、神様が望み続けられた創造理想です。そしてその真の父母によって重生した私たちの父と母も、そして私たちも神様を中心にした三位一体をなして、本然の四位基台を造成し三大祝福を完成した地上天国を創るという責任を持っています。真の父母から相続した天の血統を守り、真なる家庭を築いていけるよう今月もがんばりましょう!!

Category: 誌面説教②