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救世主の心情

<成和学生会報2013年3月号掲載>亨進様

小さな実践

 私たちは日常的な生活の中でも、救世主の心を実践することができます。私の知り合いに専門警護員がいますが、その方は一日に一つずつ、親切な行動をしようと努力しています。バスでは、年を取って動くのが大変な方たちに席を譲ってあげます。道でホームレスに会えば、サンドイッチを買ってあげます。小さなことですが、このように人に対する愛と配慮が込められている行動は、まさに救世主の心情を実践することだと見れます。英雄になることを夢見るより、日常生活から温かい気持ちを実践してみましょう。両親に電話をして、「愛しています」と言ってみてください。スーパーマーケットの店員に、「ありがとうございます、お疲れ様です」と言ってみてください。ほうきを持って、朝早く町の掃除をしてみてください。お世話になった人たちに、感謝の手紙を書いてみてください。このような小さな実践一つ一つが、世界をより明るくするでしょう。小さなことから、救世主の心情を実践してみてください。その精誠が積もりに積もれば、皆さんの人生の大きな資産になり得るでしょう。

美しい心

 私が麻浦教会で牧会を始めた時、朝の精誠をした後、訓読会まで時間に余裕がある時は、教会の近くのセブンイレブンに行きました。普段は朝の4時45分にそこに入るのですが、いつも一人の女性の方が働いていて、その方の中学生の息子が、お母さんの手伝いをしていました。学校生活も大変で忙しいはずなのに、そうやってお母さんのそばでお手伝いをしている子どもは素晴らしいと思い「お母さんのお手伝いは大変じゃない?」と尋ねました。するとその子どもは、「夜にどんな人が店に入ってくるか分からないから、お母さんを守らなければならない」と言いました。小さな子どもでしたが、本当に貴い心で、お母さんの手伝いをしていました。このような気持ちが、まさに救世主の心情です。

 私は子どもから、大きな感動を受けました。私はその女性に、「本当に息子を素晴らしく育てましたね。羨ましいです。素晴らしいお母さんです」と言いました。その言葉を聞いたお母さんの顔が明るく輝き、本当に幸せそうに見えました。セブンイレブンを出ながら、私は息子の美しい心を通して、救世主の心情を改めて悟ることができました。

お父様の激励

 私は今年、あまりにも大きくて重要な、公的な位置に任命されました。果たすべきことがあまりにもたくさんあります。ある時私は、「たくさんの責任を持っているのに、一つの職責も満足にできないでいる。とても頭が痛く、ふらふらする。あちこちから来いという話がある。本当におかしくなりそうだ。」という大変な時がありました。しかし、そのような恐れと否定的な考えが湧く度に、就任式の時にお父様が下さったみ言を思い返しました。「恐れるな。多くの人たちがあなたを助けてくれるだろう。」

 私にとって、お父様のこの一言の激励が、どれほど大きな勇気をくれるか、皆さんには分からないでしょう。私が負うべき荷があまりにも重くて、未来に進んでいく勇気を持てない時、お父様の激励のみ言は、全ての恐れを振り払い、前に進む事ができる力を与えてくれます。恐れの瞬間に、地面へ顔を伏せる駝鳥ではなく、あの高くて広い青空を飛び回る鷲になれるようにしてくれます。

大きな変化

 神様は私たちの小さな行動一つで、大きな変化を起こされます。皆さんはみなさん自身を小さく、微々たる存在だと考えるかもしれませんが、神様と真の父母様は、皆さんを、世の中を変化されられる偉大な潜在力を持った存在として見つめていらっしゃいます。世の中において驚くべき奇跡を起こすことができる存在として考えていらっしゃいます。多くの方々は、人生の大きな変化を願います。大きな変化とは、小さな一つから始まるのです。私たちの言葉一言、行動一つが“私”に、そして他の人々に驚くべき大きな意味を与えることができるのだと記憶してください。

 小さな日常から、救世主の心情を実践してください。皆さんは“誰か”の救世主になることができます。私たちの温かい実践は、いくら小さなものだとしても、“私”と周りの人たちを変化させるでしょうし、私たちみんなの人生により多くの勝利、より多くの悟り、より多くの平和を充満させてくれるでしょう。真の父母様が祝福してくださった人生を生きることができるでしょう。

【文亨進説教集2 p145-148より抜粋・編集】

Category: み言の学校