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中高生期における共同体信仰と修練会

 いよいよ夏の修練会シーズンを迎えます。本部主催だけでも、国内外において12の修練会が企画され、地区や教区の修練会も合わせると、中高生だけで30~40を超えることが予想されます。15,000名いる全国の成和学生の半数以上が参加し、神様との心情因縁と、兄弟姉妹との関係を固く結ぶ機会となることでしょう。そこで、修練会に送る保護者の心構えとして、ご説明させて頂きます。

 1.共同体信仰の重要性

 以前、実際にあったエピソードです。ある成和学生の親から担当者に電話があり、「今度の2泊3日間の修練会の中で、原理講義の時間はどのくらいあるのでしょうか?」と尋ねられ、「体験教育を重視しているため、今回の修練会は2時間だけです」と答えました。すると親は、「分かりました、では子女を送らないことにします」との返答だったそうです。ご両親からすると、ご自身が原理との出会いに感動し復帰された経験がありますから、子女に対する信仰の成長においても、原理講義の時間に比例すると誤解されている方がいます。

 勿論、原理の理解はとても大切です。原理教育は充実すべきです。しかし、深い原理の理解には、真理を知能で理解するためのある程度の知的成熟と、神霊を心霊で感知するための豊富な経験が必要です。中高生期は、その両面において成長の途上にありますので、原理を深く理解するための心情的体験を積むことがとても重要です。また、この頃の信仰は“共同体信仰”とも言われ、先輩や友人から受ける影響がとても大きく、本然の兄弟姉妹の文化に触れる中で、大きく信仰を育みます。その点で、修練会は特別な時間と空間の中で、神様を中心とした兄弟姉妹の関係を築く絶好の機会です。

 2.修練会後の小さな芽を育てましょう!

 そして、修練会に参加させても日常に戻るとすぐに、以前と変わらない生活を送る子女の姿に対する不満の声を耳にします。確かに、この時期の子どもたちは、所謂、“熱しやすく冷めやすい”存在ですので、修練会での復活と生活習慣の改善は、三日坊主に終わる子たちも多いです。ここで、私も含めて多くの場合は、自分のことは棚に上げて、子女に対して規律正しい生活を求めてしまうことがありますが、やはり子どもたちに対しても、小さな成長の足跡を見つけてあげ、そのことを“良し”としてあげる姿勢が必要かも知れません。

 修練会はちょうど、映画トトロに出てくる、ある場面と重なるところがあります。主人公のメイが夢を見ます。昼に植えた種を、登場したトトロと一緒に瞬時に大きくさせ、その育った大木の周りを飛び回ります。メイにとっては夢のような楽しい時間です。ところがそれは夢だったのです。朝になって夢から覚めたメイは、庭に飛び出します。大木は跡形もなく消えていたのです。しかし、そこには小さな芽が出ていました。中高生にとっての修練会は、ある意味で夢のような体験です。だからこそ、日常に戻った時に夢から覚めた寂しさを感じるのです。ここで、大木が消えたこと以上に、目の前に現れた小さな(信仰の)芽を、これから大切に育てることに集中させます。時間をかけてじっくりと、将来の大木を育てていきます。そのような感覚で、子女を見守り育んでいきましょう!

Category: ご父兄、二世担当者様へ