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原理講論を読もう♪㉒

 

終末は三代祝福が成就された世界

写真 前回までに終末とはサタン主権の世界から神主権の世界へと移行していくクライマックスの時代であり、それは再臨主(真の父母)を迎えている現代だということ、そして終末にはご父母様のみ言によって神様に繋がっていくのだということを整理しました。

 それでは現代が終末であるならば、それを裏付ける終末的現象とは一体どのようなものがあるでしょうか?これまでも説明した通り、終末とは神主権の世界が建設されていく最終段階です。神主権の世界とは三大祝福が成就された世界を意味しますので、終末現象とは三大祝福が復帰されている現象だと言えます。ここでは三大祝福が復帰されている現代の現象を考えてみながら、現代が終末であることを再確認しようと思います。

個性完成と終末

 第一祝福は“個性完成”です。個性完成とは神様を中心に心と体が一体となることを意味しています。元々、アダムとエバは未完成の状態でも神様と一問一答し、心情を通わせることができました。しかし堕落することにより神様と遠い存在になり、一問一答はおろか、その存在自体を感じることができなくなってしまいました。人類は神様との関係を回復するために、精神修行をはじめとした宗教活動をおこなってきました。宗教の発展は、そのまま人類の心霊の成長に大きな影響を与えました。キリスト教に代表される宗教の博愛思想や平和思想は、人間の基本的な人権や尊厳を向上させるのに大きな役割を果たしました。(前々号参照)

 また聖書には終末に起こる現象を「終わりの時には、私の霊をすべての人に注ごう。そして、あなたがたのむすこ娘は預言をし、若者たちは幻を見、老人たちは夢を見るであろう」(使徒行伝2・17)と表現しています。この聖句は終末に神様と霊通する人が増えることを意味しています。この聖句の通り、お父様が生まれる1920年頃の韓国では、霊界と通じ、再臨主が韓国に現れるという啓示を受けた人が数多くいました。そういった人々が神霊集団と呼ばれるコミュニティーをつくりだし、そこに多くの人々が参加し、再臨主の誕生と永遠の平和世界建設(キリスト教では千年王国と呼びます)を、本気で信じ、待ち望んでいました。

 イエス様の時代にも、こういった霊界と通じる人々が現れました。イエス様が公生涯を出発し時に、イエス様を証し、洗礼を授けた洗礼ヨハネという有名な人物がいました。彼は普段は荒野でらくだの毛衣を身につけて祈祷生活を送り、いなごと野蜜を食べて過ごしたといいます。こうした修道生活を送る集団が民衆を味方につけ、大きな力を持っていた時代でした。こういった霊界と通じる人々の力は、再臨主が誕生した時に、そのまま神主権を打ち立てる力になるはずでした。

家庭完成と終末

 次に第二祝福は“家庭完成”です。家庭完成とは、神様を中心とした家庭を完成し、その家庭が集まって神を中心とした社会を、国家を、世界を完成させていくことを意味しています。キリスト教やイスラム教に代表される世界宗教は、1000年以上の時間をかけて世界に共通の文化圏と思想を普及していきました。これは終末に向けて、神主権が樹立されやすいようにするためであり、特に世界で10億人以上の信徒を保有するキリスト教は終末において中心的役割を成す宗教だということが分かります。

 また、復帰摂理の目的を成就するために人類歴史は闘争と戦争という過程を経て、悪主権を滅ぼし、善主権を復帰してきました。この内容は原理講論の後編に詳しく出てきますが、お父様がお生まれになった当時は、人類史上初の世界大戦が起こり世界の情勢が大きく変わる時代でした。そして、第二次世界大戦の結果、世界は民主主義陣営と共産主義陣営に大きく別れることになりました。民主主義陣営は神主権を、共産主義陣営はサタン主権を意味しました。共産主義がまだ大きな力を持っていた時に、お父様は声高らかに「共産主義は崩壊する」と宣言されたことがあります。有識者たちはそれを冷ややかな目で見ていましたが、ベルリンの壁の崩壊、ソビエト連邦の解体など、実際に共産主義は崩壊しつつあります。こういった国際情勢を見ても、現代が終末であり、神主権が世界に広まりつつあることを実感することができます。

万物主管と終末

 最後に第三祝福は“万物主管”です。万物主管とは被造世界に対する人間の主管性を意味します。主管性には内外両面がありますが、内的主管は心情的主管、つまり宗教、哲学、倫理などによる人間の心霊復帰を意味します。外的主管とは科学の発展による主管性を意味します。現代は科学が高度に発達し、私たちも普段から文明の利器に頼り過ごしています。経済の発展、通信・交通機関の極度の発達は世界を一つにつくるための、終末的現象です。お父様が早くから日韓トンネル、ベーリング海峡トンネルを提唱されているのは、世界の人々がより近くなり、一つの家族として過ごすことができるようにするためです。

 そして家族には必ず父母がいなければいけませんし、父母がいてこそ兄弟愛が生まれます。人類が宗教を通して心霊を復帰し、高度な科学発展によって親密な関係になり、真の父母を共通の父母として受け入れた時、神様の願いである人類一家族世界が実現するのです。現代に起こっている現象はまさしく終末現象であり、その深い意味をしっかりと知っていただければと思います。

Category: 誌面説教②