Subscribe via RSS Feed

原理講論を読もう♪⑳

復帰摂理歴史と終末

DOC111019-001 前回から終末についてお話しています。神様の創造の目的に反して堕落してしまった人類、親として子たる人間を救おうとされる神様、そしてその救いのクライマックスであり最大のチャンスが終末であるということを整理しました。神様は人間を救うために摂理してこられたため、これを復帰摂理と呼びます。それでは復帰摂理の最終目的は一体何でしょうか。それは神様の本来の創造目的であった地上天国を創るところにあります。しかし、原理講論の後編で詳しく出てきますが、神様の復帰摂理とは一度で完成するわけではありません。段階を経て完成に近づき、もしも失敗すればもう一度同じ摂理を繰り返さなければいけません。この復帰摂理は歴史の中で行われてきたため、人類歴史は復帰摂理歴史だということができます。

 人類歴史を通じて神様の復帰摂理が行われてきたことを原理講論では文化圏発展史を通じて確認することができると書いてあります。文化が発展するところでは、ほとんど例外なく宗教が発達しました。中国では儒教、仏教、東洋思想が、中東ではイスラム教が、そしてヨーロッパではキリスト教が脈々と受け継がれてきました。たとえその地域の支配権力者が変わったとしても、宗教だけは変わらず人々と共にあり続けたのは、宗教を通じて神に戻る道を残しておくためでした。キリスト教、イスラム教、仏教のように民族や国家を超えて世界宗教として人々を魅了し続けているのは、人類が神様の下に帰ろうとする本心からの願いがあるからです。また人間は誰しも良心を持っています。良心基準は人によってそれぞれ違いますが、人類の良心基準が歴史と共に上がってきていることは間違いありません。 

 昔は人間が人間を差別する階級制度が存在し、奴隷や召使いがいましたが、万人平等や人権保護といった考えを多くの人が持つことにより、現代ではそういった差別制度が撤廃されました。また100年前までは自国の利益のみを優先させて他国を植民地化するなど、戦争を起こしても国際問題にはなりませんでした。しかし現代では近隣諸国に問題があれば支援をし、研究の共有や技術提供を行うなど、人道的な行動が国際的に大きな評価を受けるようになっています。先日の東日本大震災が起きた時も、多くの国が日本への支援を行ったのは皆さんも記憶に新しいことと思います。このように人々の良心基準は時代と共に上がってきていることを確認できます。これは究極的に復帰摂理を通して、人間が善を行おうとする本心を取り戻している過程だということができます。

終末はお父様の摂理される現代

 このように人類歴史は人間が神様の下に戻るための復帰摂理歴史なのです。言い換えれば、人類歴史はサタンが主権を握っている罪悪世界から少しずつ神様が主権を握る創造理想世界に移行しつつあるのです。そして終末とはサタン主権から神主権へと移り変わる時代を意味します。原理講論によればこれまで終末は二度ありました。ノアの洪水のとき、そしてイエス様がおられた時です。“終末”というと天変地異が起きたり、この世の終わりだというイメージが強いと前号でも紹介しましたが、そのイメージとしてノアの洪水の影響は大きいでしょう。ノアの洪水は聖書の創世記6章~10章に記述されています。神様は悪がはびこっている人間世界を見ては心を痛め「私が創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう」と言って洪水を決意しました。これはサタンを中心とする堕落世界を洪水審判で滅ぼし、信仰の篤いノア家庭を中心として神主権の世界を復帰する計画でした。しかしノア家庭の摂理は失敗し、終末はイエス様の時代へと先延ばしになります。イエス様はアダム以来、人類で初めて神様の血統から生まれた救世主でした。イエス様は自らを審判主と表現されたように、救世主としてサタン主権の罪悪世界を滅ぼし、神主権の理想世界を建設する使命を持っていました。しかし結果的にユダヤ民族はイエス様を信じることができず、十字架にかけてしまったためイエス様の摂理も失敗してしまいました。

 イエス様の摂理の失敗により、終末はまたしても先延ばしとなりました。それではイエス様の次の終末は一体いつになるのでしょうか。それはイエス様が再臨される時代です。イエス様ができなかった責任を再臨主が地上で果たす時代、それが終末です。お父様はイエス様の果たすことができなかった使命を完遂するために神様が送られた再臨主です。お父様が摂理をされている時代、つまり私たちが生きている現代がまさに終末の時代です。これまでの終末の時代におかしてしまった失敗を繰り返さないように、そしてこの時代に行われている神様の摂理が完成されるように私たちも努力していかなければいけません。では私たちが終末においてどのような努力をしていかなければいけないのでしょうか。次号では終末に関する聖句を解き明かしながら考えてみたいと思います。

Category: 誌面説教②