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原理講論を読もう♪⑦

 

四位基台の完成

 さて原理講論では正分合作用(前号参照)に続いて四位基台が登場します。原理では四位基台をこのように定義しています。

「正分合作用により、正を中心として二性の実体対象に立たされた主体と対象と、またその合成体が各々三対象目的を完成すれば四位基台を造成するようになる」(P55)

 つまり正分合作用の後に全員が三対象目的を完成させればいいんですよ、という意味になります。三対象とは言葉の通り、三つの対象です。それでは例を挙げてみましょう。神様(正)とお父さん(主体)とお母さん(対象)と子供(合)の場合、子供にとって三対象とは神様(正)とお父さん(主体)とお母さん(対象)になります。この三つの対象を「主体的」に愛し、愛されれば三対象目的は完成します。「主体的」に愛するという意味は、自ら、積極的に、進んで、感謝して相手を愛するという意味です。四位基台を完成させるためには子供だけでなく神様も、お父さんも、お母さんも三対象目的を完成させることを意味します。

 つまり正分合作用の登場人物のみんなが互いに「主体的」によく授け、よく受ける、授受作用を完成させることが四位基台の完成に繋がるわけです。(お父さん、お母さん、子供が正分合作用の登場人物になっているので、ここからは家庭的四位基台と呼ぶことにしましょう)

四位基台の中心は神様

 さてこうして書いてみると家庭的四位基台を完成させるのはあまり難しくないように思えてきます。「主体的」に神様とお父さんとお母さんを愛するだけなら、その気になればできるような気がしませんか?ところが四位基台の完成というのはなかなか短期間にはできないものです。

 「ローマは一日にして成らず」ということわざのとおり長い時間をかけて徐々にでき上がっていくものだと考えてください。それというのも家庭的四位基台は一遍に完成するのではなく、順序を追ってでき上がっていくものだからです。四位基台は正分合作用の順序に従ってでき上がるので、まずは神様(正)から分立された、お父さんとお母さん(分)だけが存在します。お父さん(主体)とお母さん(対象)が授受作用してひとつになれば子供(合性体)ができますが、お父さん(主体)とお母さん(対象)は自分勝手に授受作用をしていいわけではありません。必ず「神様を中心」に授受作用を行わなければいけないのです。「神様を中心」にして授受作用をするということはお父さん(主体)とお母さん(対象)が神様とひとつになっていることを意味します。

 ではどうすれば神様とひとつになれるのでしょうか?答えは簡単です。神様とたくさん授受作用することです。特にお父さん(主体)は家庭の大黒柱ですので、何よりも神様に似た存在になっていかなければいけません。神様に似るということは神様の願いや価値観、心情を理解した上で、その心(性相)が主体となって体(形状)と統一して愛の人格者になることを意味します。こうして神様と授受作用を通して心と体がひとつになったお父さん(主体)は神様とひとつになることができます。そしてお母さん(対象)も同じように心と体を統一し、お父さん(主体)と授受作用を通してひとつになっていきます。この時点でお父さん(主体)は神様(正)とひとつになっているので、お父さんとひとつになるということは神様とひとつになることを意味します。こうして神様を中心に授受作用することで、ひとつとなったお父さん(主体)とお母さん(対象)からやっと子供(合性体)が生まれます。神様と、そして神様とひとつになったお父さんとお母さんから愛されて子供は成長し、心と体を成長・統一させ「主体的」に授受作用を行い、神様・お父さん・お母さんとひとつになったとき、やっと家庭的四位基台は完成するのです。

円形運動の力

 このように四位基台の完成は登場人物が神様とひとつになっていくための授受作用の過程だといえます。このひとつになった姿を原理講論では「円形運動」で表現しています。神様と主体が授受作用を通して授ける力(遠心力)と受ける力(求心力)を交換し合うことで、主体は神様の周りを回転し、ひとつになります。同じように主体と対象も授受作用を通して授ける力(遠心力)と受ける力(求心力)を交換し合うことで、対象が主体の周りを回転するようになります。このように主体がしっかりと神と授受作用を行っていれば、その主体と授受作用を行う対象も神様とひとつになることができるのです。

 言葉だけで表現するとイメージしづらいですが、実はこの形は太陽と地球、月の関係に非常に似ています。太陽を中心に地球は授受作用を行いながら軌道を維持して回転しています。一方、月はその地球と授受作用をしながら地球の周りを回転しています。こうして絶妙にひとつになることを通して太陽系を維持しているわけです。四位基台では中心を回転するときに少しずつ角度が変わっていくので、四位基台の完成形は球形になるといいます。とても仲のいい家庭を「円満な家庭」と表現するのはこういった理由があるからです。

Category: 誌面説教②